Diverse技術研究所

Dating Scienceについて

非対面コミュニケーションの可能性

「直接会って伝える」「電話で伝える」ことの重要性は、様々なメディアを通して多く語られてきました。同時に、非対面で行われるオンラインサービスやアプリをはじめとしたインターネット・コミュニケーションが、電話や対面に比べて劣ったコミュニケーションとして引き合いに出される場面は今でも多く見受けられます。しかしその根拠に関しては、盲目的である側面も否めません。

このインターネット・コミュニケーションをテーマに取り上げた研究論文をご紹介します。

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離婚の歴史から学ぶ「恋愛第三の力」

恋愛活動は、基本的に自身とパートナが中心となって行われます。同時に「交際」、「結婚」もしくは「破局」という状態変化を伴います。

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 この状態変化は「告白」、「プロポーズ」などの当事者のアクションにより発生します。しかし、そのアクション自身は決して本人の意思だけで決定しているものではありません。今回は「離婚」に着目し、恋愛の「第三の力」そして科学的なアプローチについて解説します。

 

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生体情報を呈示する婚活イベント支援システムAnemoneの開発

f:id:esoramaya:20170116114244j:plain 『Anemone(アネモネ)』は、発汗・心拍・体温などの生体情報を愛の肥料とし、愛の花を咲かせるコミュニケーション支援システムです。

 

2016年の5月から開発を始め、様々なデモを行いました。現在の実装に至るまでの7ヶ月間を振り返ります。

 

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ロボットを利用した発話を必要としない婚活パーティの実現

婚活パーティと発話

婚活パーティは,online dating serviceと異なり,直接お相手と対面・会話ができることがメリットです.ディスプレイ越しではわからない「人となり」を知ることができます

しかし,限られた時間で初対面のお相手と会話をし,自己アピールを行うことは決して容易ではありません.そのため「何をどう話せばいいのだろうか?」という不安を抱いてしまい,参加を躊躇する方も多いのではないでしょうか.

そこで我々は言語的なコミュニケーションを必要としない婚活パーティの実現を目指し,バーバルコミュニケーションを完全に代理で行うDating Agent "DA-02"を開発しました.

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WEBDBForum 2016の参加報告

9月13日から15日にかけて慶應義塾大学日吉キャンパスにて開催されたWEBDBForumに参加してきました.

WEBDBForumは文字通りWebとデータベースに関するフォーラムで,今年は筑波大学の森島教授のビッグデータと秘密計算に関する招待講演や, 交通サービスとIoTビッグデータ技術に関する特別セッションが行われました.

今回我々Diverse技術研究所では発表はありませんでしたが,来年以降は発表することを目標にしたいと考えています.

この記事はフォーラムについてのレポートとなります.幾つかの発表の中から気になったものについてまとめます.

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IFAC HMSでの発表内容について

8/30-9/2に開催されたIFAC HMS 2016にて”A Medium for Short-Distance Lovers That Exploits an Obstructive Function to Draw Them Back to Face-To-Face Communications”を発表してきました。

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消極性研究会×Diverse技術研究所 共同ナイトセッション@HCI研究会

8月29、30日 山口県下関市の源平荘にて行なわれた「HCI研究会」に、消極性研究会とDiverse技術研究所が共同でナイトセッションを開催いたしました。

HCI研究会

HCI研究会はHuman Computer Interactionという人間と機械との相互作用についての研究発表を行う研究会です。主に可視化や、仮想/拡張現実マルチモーダル表現技法などの計算機を用いた新たな研究成果について議論を行っています。

今回のテーマは「消極なインタラクション」でした。これはDiverse技術研究所の栗原が設立した消極性研究会が研究・発展させてきた研究領域であり、消極性研究会ではない研究者も消極性について研究をついて行った画期的な会でした。詳しい報告は栗原のブログで紹介しています。

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